離婚について
離婚については、人生で最も重要な問題の一つです。一人で悩まず、ご相談ください。離婚を決意したものの相手方が応じない。不当な要求をする。慰謝料の問題、親権の問題、財産の分け方（財産分与）の問題、子の養育費の問題など、困難な問題を解決していかなければなりません。必要に応じ対処していきます。ご依頼いただいた場合、離婚の協議、離婚調停、離婚訴訟を行っていきます。また、相手方から離婚調停、離婚訴訟を提起された方のご相談にも応じています。
離婚に関する主なポイント
慰謝料とは、離婚によって「精神的苦痛」を受けたことに対する損害賠償金のことを言います。しかし、精神的苦痛を受けたとしても、慰謝料が認められる場合と認められない場合があります。慰謝料が認められるケースは不倫や浮気、暴力などにより相手方に離婚の原因がある場合が主に挙げられます。また、認められないケースとしては、相手方に離婚の原因がない場合、あるいは、価値観の違いなど、離婚原因に違法性がない場合が挙げられます。
離婚の際、子の親権を母とするか父とするかを決めなければなりません。母と父の共同親権とすることはできません。話し合いにより、離婚、親権を決めることが出来ないときは、調停、裁判で定めることとなります。裁判で定める場合には、母と父のどちらが子の福祉のために良いかを裁判所が定めます。その際、子を養育している現状、環境等を総合的に考慮して定められることとなります。
財産分与とは、夫婦が結婚後に協力して取得した財産を、離婚する際、又は離婚後に分けることを言います。夫婦が協力して得た財産がどれだけあるのか、財産の取得や維持に対する貢献度の事情等に基づき定めます。
養育費とは子が自立するまでに必要となる全ての費用のことをいいます。養育費は支払う側の経済状況等によって変わります。養育費の算定については、裁判や調停となった際には、裁判所での基準があり、この基準に基づき定められることとなるでしょう。
